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  漢方薬の相談店 大滝漢方堂・・・自律神経の悩みを漢方で解消!
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1.更年期障害
2.自律神経の乱れ・悩み
    (自律神経失調症、不眠症

         2.自律神経の乱れ・悩み  (自律神経失調症、不眠症)

 人前に出ると不安になったり、緊張して、話したりすることができなくなることはありませんか。それは、SADなど自律神経からの信号かもしれません。漢方治療で適切な治療をすることで復帰することは十分可能です。

 
自律神経の乱れ(自律神経失調症、神経症・心身症)
神経症
(ノイローゼ)
心理的な要因で種々の精神症状や身体症状が現われるもので、同じように心理的要因が原因となる「心身症」よりも精神症状が前面に出てきているもの。
心身症 各種の身体病と「神経症」の中間に位置するもの。身体病で精神的な影響が強いものをいいます。
 の2種類があり、どちらとも自律神経が関わっているものになります。西洋医学では2種類に分けておりますが、東洋医学においては自律神経によって影響を受けている精神的なものを「五志の憂」と捉え、体の病気とは別に考えます。

神経症
 神経症の精神症状にはさまざまですが、症状の現われ方で不安神経症、強迫神経症、抑うつ神経症、ヒステリー、離人神経症などに分類されます。
 いずれの場合も精神状態を過剰に自覚して症状を悪化させる傾向にあります。

 神経症の主なタイプ
主なタイプ 特徴
不安神経症 身体的病態や心理的な根拠を伴わない症状
恐怖症 特定対象(場所・人など)への恐怖感
強迫神経症 意識の中から排除できない強迫観念による症状
抑うつ神経症 比較的軽度な抑うつ症状
心気神経症 心身の細かい不調を病的にこだわることがある

漢方では、「神経症」を「気」の流れに乱れが生じたために起こっていると考えます。
 
心身症
 「体の症状を主とするが、その診断や治療には、心理面への配慮が必要とされる病態』と定義されており、この定義に当てはまるケースは多く、循環器疾患ならば本態性高血圧など、消化器系ならば胃潰瘍や過敏性大腸炎などがあります。また関節痛にも骨や軟骨の問題だけではなく心身症が混在しているケースがあり、両方の治療が必要な場合もあります。

 心身症をわかりやすく説明・・・
心と体は連動します
 好きな人とお話をし始めるときや大事な試験や試合の前になったりすると心臓がドキドキしたり、トイレが近くなったりした経験は多くの人が持っているはずです。これは自律神経(心)のコントロールが乱れたために起きる体の変化です。つまり心や気持ちが動くと体の働きに変化が生じることがいえます。ですが、1時間も話していればドキドキしていたものはなくなり、試験が終わればトイレにちょくちょく行くこともなくなりますよね。
 要するに、心から体への間違った刺激が続かなければ正常であり、続く場合が心身症となります。

心身症になりやすいタイプ
一概に断定できませんが、次のような方に多いようです。
 ・仕事を一人で抱え込まれるような方
 ・頑張りすぎる方
 ・責任感が強い方   など

心身症は体を動かして治す
 心身症の治療として、大滝漢方堂ではもちろん漢方薬による治療を行っております。ですが、漢方薬だけで心身症が改善することは難しく、乱れた生活習慣や食生活を見直していただくことが前提です。
 また、当店では交感神経と副交感神経の切り替わりなども重要と考え、その切り替えの養生として運動も大変重視しております。自律神経に問題があると考えられる皆様には漢方治療と併用して運動をしていただくようにアドバイスしております。もちろん激しい運動ではなく毎日続けられる程度のもので散歩でもいいと思っております。

化学薬品による治療とは・・・
 心身症では不安やうつのような症状を伴うことが少なくありません。したがって病院ではこれらの症状を軽減するために向精神薬を用い症状を軽減させようとします。以前は依存性の高いお薬が良く使われておりましたが、今現在は依存性がないと考えられている『SSRI』というお薬が使われているようです。ですが、これらはあくまでも症状を軽減するもので、心身症を治すものではないということです。
 当店では漢方治療に『爽爽』といったものをプラスして治療する場合がございます。爽爽にはセロトニンとの関係があるようで、セロトニンの不足によって神経伝達に支障が出る場合に有効と考えております。
 当店で治療をされている方は、病院のお薬を飲んでおられる方もまだお飲みになっていない方も両方おられますが、漢方治療は病院の治療と併用されても問題ないようになっております。

心身症の予防
 心身症にならないことに越したことはありません。なら、どうしたらいいのでしょうか・・・。
 特に上記に書いたようななりやすいタイプの人が気をつけないといけませんよね。まずは@ゆとりをもつことです。時間的なゆとりだけでなく、生活全体のゆとりをもつようになれれば、気持ちにもゆとりがもてます。A運動をすることです。不安になったり心配事が増えたりすると頭の中ばかり働いてしまい体を動かすことがお留守になりがちです。気分転換という意味でも毎日のちょっとした運動を欠かさずしましょう。B周りの人と助け合うこと。自分ひとりで何もかも処理してしまうと思考回路がショートしてオーバーヒートしてしまいます。周りの方に悩みを打ち明けて背中にしょっている荷物を少し肩代わりしてもらいましょう。

 心身症がみられる主な疾患
循環器系 本態性高血圧、不整脈、狭心症など
消化器系 胃潰瘍、慢性胃炎・胃痛、過敏性腸症候群など
呼吸器系 気管支喘息、過呼吸症候群など
内分泌・代謝系 甲状腺機能亢進症など
神経系 頭痛、自律神経失調症など
泌尿・生殖器系 インポテンツ、ED、更年期障害、月経異常など
皮膚疾患系 湿疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など
骨・筋肉系 リウマチ、関節痛、パーキンソンなど

 漢方では「心身一如」の言葉があるように、昔から精神と体は切り離せない関係にあると考えられていました。
 東洋医学の概念としても「七情の内傷なければ、六淫の外邪犯さず」があります。七情とは、「喜怒憂思悲恐驚」で、六淫は「風寒暑湿燥火」を表しております。
 「心身症」を治療する場合、西洋医学では効果的な薬があまりなく、多くの場合、身体病の薬に精神安定剤などを併用するようである。
 漢方では、精神的要因を重視した治療を行い、「心身症」的な病気に有効なお薬は少なくありません。また、精神的な要因を解消するものと別に身体的な病態に必要なお薬があれば併用して用いることもあります。

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不眠症

 不眠症は、「実際の睡眠時間の長短に関わらず、朝起きた時に睡眠の不足感が強く、日常生活を送る上で、身体的・精神的に支障があると本人が判断している状態」と定義されています。

 ●不眠症の主なタイプ
   @ 入眠障害 なかなか眠りにつけない。寝付きが悪い。
就床後、入眠までに30分以上かかる。
   A 睡眠維持障害 一度目が覚めると再度眠ることが困難。
朝早く目が覚めるのも同じ。

 不眠症は、眠りにつくまでに時間がかかる「入眠障害型」と、眠りが浅くて中途覚醒や早朝覚醒がみられる「睡眠維持障害型」がみられます。なかでも「入眠障害型」の方が多く見受けられる傾向にあります。

 その他の不眠症のタイプとして、老人性の不眠症、アルコール依存によるものなどがあります。特に老人性の不眠症が増えてきています。

 「老人性の不眠症」 老化による生体リズムの乱れや退職によって生活リズムに変化が生じ、不眠症に陥ることが多いようです。
 「薬物による不眠症」 現代はストレス社会。ストレスが溜まりやすい環境です。自律神経失調症になる方も多い現代社会。精神安定剤の乱用によって日中の神経の緊張が低下して、夜間に不眠症になることも多いようです。
漢方薬と不眠症
 西洋薬の睡眠薬は大脳皮質に直接作用し、服用するとすぐ眠くなります。ですが、漢方薬にはこういったタイプのものはありません。
 漢方では不眠症の人は心または体のどこかに歪が起こっているために自律神経のバランスが崩れて眠れなくなっているのだと考えられます。
 ですから漢方薬で心身の歪や自律神経のバランスを調節することで不眠症を改善していきます。
 睡眠薬を飲んだ翌朝の目覚めはいかがですか?目覚めはスッキリですか?不眠症の定義「実際の睡眠時間の長短に関わらず、朝起きた時に睡眠の不足感が強く・・・」を読み直してください。○時間寝た、寝てない。が問題じゃありません。目覚めが良いかどうかです。
 不眠症の原因を少しづつ取り去って、質の良い睡眠を取り戻しましょう。


よく用いられる漢方薬(本などでよく紹介されている一例)
<実証>
  黄連解毒湯   柴胡加竜骨牡蠣湯
<中間証>
  加味逍遙散   半夏厚朴湯   抑肝散加陳皮半夏
<虚証>
  桂枝加竜骨牡蠣湯   酸棗仁湯 
  柴胡桂枝乾姜湯     帰脾湯
                  などが紹介されております。

※ 当店で活用する漢方薬はこの他にもあり、補助剤なども組み合わせたりしながら、個人個人に合わせた漢方薬をご提案しています。
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