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突発性難聴に悩むご婦人の著効例

80才代　女性　　　初診：H18年9月

　病院で突発性難聴と診断されたようだが、ご本人の話によると以前からだんだん聞こえが悪くなっていたようだ。右耳だけが聞こえづらく、左耳は特に問題ないとのこと。とりあえず、病院にて治療を開始。ステロイド剤を十日間毎日打ったようである。特に変化もなく、症状の改善が見られなかったようであるため、漢方薬に切り替えた。
　以前から聞こえが悪くなってきているようで、結構な時間の経過がみられるためどこまで改善できるか不明のまま漢方治療を開始。
　糸練功で確認すると、
　　　肺　陽証　-0.2合　Ⅲ　　に香蘇散合小柴胡湯証がみられた。
　　　　　　　　　　もちろん、お薬の分量比は人それぞれである。
　
　とりあえず、できるだけのことをしようということで、治療開始。
　１ヵ月半経過した頃、自覚症状に変化が見られたようで、かなり調子がいいとのこと。糸練功の合数も順調な改善を示している。
　まだ完璧に良くなっていないけれど、聞こえるようになってきており、現在も継続中である。原因としてはおそらく耳管閉塞を起こしていたのが急に悪化して、聞こえが悪くなったのではないかと思われる。
　時間が経過している分、改善が遅いと思っていたけれども、かなり早い段階で改善が見られた著効例である。
　時々、調子の悪いときも見られたようであるが、更に２ヵ月後には特に問題もなく、音が良く聞こえるとお話されておりました。半月分お薬を持っていかれ、それ以降本人は完治と思いお薬を飲まれておりません。私としてはもうしばらく続けられると再発しにくくなってくると思うのですが。

　　　【治療初期のお薬の内容】
　　　　　　●香蘇散合小柴胡湯（30日分）　　13650円
　　　　　
　　　　　　　※お薬は人によって種類・分量が異なりますので、参考にされてください。

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