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胃から腸への転移
70才代 男性 初診:H19年2月
ホームページを見て来店。数年前に胃ガンを発症し手術等により開放へ向かったが、今年1月に大腸にて再発し手術を受けたあとに相談に来店された。
検査数値(CEA、CA19-9)は高く、治療としては「TS1」を使用しているが、飲むと吐き気など体調が悪化し、継続すること苦しく規定の期間続けるのが大変苦痛のご様子でした。
糸練功にてお体の状態を確認すると、
小腸の陰証、紫根牡蠣湯の証、加味帰脾湯加味方の証、ヨクイニン証、心の陰証がそれぞれ確認されどれも低い状態のように思われた。
この方は、胃がんの手術の際に胃を半分以上失っており、食事は1日6回で1回の食事量は少ないようであった。そこへ空腹時に飲む漢方薬などを入れていくことはお客さんにとって大変忙しく、1日中薬を飲んだり物を食べているような状態になってしまいます。間食でお餅をよく食されていたとのこと。絶対禁止にして、他の食養生についてもお話をした。
ですが、命が関わる病気なだけに必要と思われる量で漢方薬等を提案し飲んでいただくことに。
20日後、糸練功の結果は上向きに改善。しかし、食事の回数を6回から5回に減らさないとお薬が飲めないということであった。そのせいか、抗がん剤の副作用のせいか体が疲れやすく、元気がないようであった。
3月下旬、体力がつかず体重も少し減ったご様子。検査結果が出た。糸練功の合数は順調な改善を示しているようだが、「CA19-9」は「490U/ml」と高い数値を以前示している。食事量を増やし体力をつけないと病気と戦えないため、漢方薬の量を2/3程度に減らした内容に変更。またTS1の治療も数日後に再開するということもあり減らしてみた。
4月中旬。今まで食事を美味しくいただけなかったのが、最近美味しく食べられるようになってきたと報告あり。今までTS1の治療時は体調が悪化したが今回はそんなことが見られず、体調がいいようである。糸練功の合数も順調に改善。
4月下旬、検査結果がでた。CA19-9が、前回「490」だったのが今回「27」にまで下がっている。だが、CEAはまだ少し高い状態であった。
引き続き漢方薬を継続。CEAの数値改善と数値の安定を目指している。
約2ヶ月間の経過だが、順調な改善である。以前は1ヶ月で腫瘍が消えたお客様も居られた。話によると1週間で消えることも十分あるといわれている。がん細胞は承知のように細胞分裂が非常に早い細胞です。減りも早ければ増加も早いことがいえます。薬だけでなく、毎日の食生活を含めた生活養生もしっかり教え、守られてこそ結果が見られると思います。
【治療のお薬の内容】
●K菌糸体製剤 25200円(30日分)
●G石決明製剤 5460(30日分)
●黒芝 12600円(30日分)
※お薬は人によって種類・分量が異なりますので、参考にされてください。
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