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大滝漢方堂

伝統漢方研究会所属

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突発性難聴からメニエール病へ

30才代　男性　　　初診：H20年3月

　ホームページを見て来店された男性。
　8年前に突発性難聴にかかり入院し治療。改善後も再発を繰り返し、めまいがないタイプのメニエール氏病と診断され現在に至る。
　低い音の耳鳴りと低音難聴があり、少しでも症状を改善したいとのこと。
　話を色々聞いていると、耳だけの問題だけでなく、自律神経も過敏な状態でストレスがかかりやすいと言うことだった。
　糸練功で身体の状態を確認しても、耳の反応のほかに自律神経のバランスが崩れている反応も見られた。
　治療ポイントとしては３つあるように思われた。
　１つ目は「柴桂姜合香蘇散証」、２つ目は「四物湯合苓桂朮甘湯証」、３つ目は「四逆散加芍薬証」であった。
　このうち「柴桂姜合香蘇散証」と「四逆散加芍薬証」の治療が優先と考え治療を開始。
　１ヶ月後、奥様が来店されお主人の様子を聞くと。慣れないお薬のため苦労しながらまじめに飲んでおられると言うことで、自覚症状もいい感じがしているようだということであった。
　２ヵ月後、本人が来店。耳鳴りがしない時間が出てきたり、音が小さくなったりしてきたと言うことだ。まだ、波がある状態なので元に戻ることもあるが、改善してきている実感が十分に分かると言うことであった。
　現在も継続中。

　きっちりお薬を飲まれているお客様の一人で、治療にもすごく前向きな感じです。自律神経の治療を組み合わせた内容の成果もあり、非常にスムーズな改善をしている症例です。

　　　【治療初期のお薬の内容】
　　　　　　●柴桂姜合香蘇散証（30日分）
　　　　　　●四逆散加芍薬証（30日分）
　　　　　　※お薬は当店指定のものです。他メーカーのものでは品質に差があり
　　　　　　　　使用する量が異なってきますのでご注意下さい。
　　　　　　　　その方に合った正しいお薬とその分量を使わないと結果が出にくいです。
　　　　　　　※お客様のご予算に応じてお薬の内容を検討しております。
　　　　　　　　　　　（ご要望に応えられない場合もございます）

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