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左耳の耳鳴りで悩む女性
30才代 女性 初診:H19年12月
突発性難聴を患い、その延長で左耳の耳鳴りに悩むようになった女性。多くの方は突発性の難聴を契機に片方の耳鳴りが始まり、あれこれ治療をし時間の経過が進むにつれてもう片方の耳にも耳鳴りが起きてくる傾向が多いように思われる。
この女性も同じパターンのようだ。また、症状が長期間継続するようになると自律神経の影響も出てきて治療箇所が増えてくる。
この女性の問診表と糸練功での状態をチェックしたところ、耳の状態から1つの治療ポイント「柴桂姜合香蘇散証」と、自律神経系統に「桂枝加竜骨牡蠣湯加真珠証」があるように思われた。
1日何度も空腹時にお薬を飲むことが困難と言うことで、確実に続けられる方法として耳の治療のお薬を優先して治療を始めることに。
1ヵ月後、飲み終えてなんとなく良い感じということだ。
2ヵ月後、この1ヶ月間は良い時もあったが、疲れたりすると酷くなったようにも感じると言うことで、波があるような状態だったということだ。改善途中の場合は、良くなっていっても症状が出ないわけではなく、良い時と悪い時の繰り返しで、その出現の仕方が変わってくる。と説明。
4ヵ月後、状態は順調な改善をしており、耳の調子もまずまずといったところのようだ。
半年後、頻繁に聞こえていた低い音の耳鳴りが体調が良いとしなくなったように思う。とのこと。
少しづつ、良い状態が出てきて治療に意欲的である。
ただ、ストレスを抱え込むことがあるのが気になる点。耳の状態が大分良くなった時点で、自律神経のケアも考えないと最終的には治らない可能性があるため、現在もその方向に向け治療中である。
【治療初期のお薬の内容】
●柴桂姜(30日分)
●香蘇散(30日分)
※お薬は当店指定のものです。他メーカーのものでは品質に差があり
使用する量が異なってきますのでご注意下さい。
その方に合った正しいお薬とその分量を使わないと結果が出にくいです。
※お客様のご予算に応じてお薬の内容を検討しております。
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