漢方による癌相談

ガンと抗がん剤と免疫療法

大滝漢方堂の漢方理論による免疫療法

 癌に対する免疫療法とは、患者さん自身の抵抗力・免疫力を可能な限り高めることを主としています。抗がん剤治療とは違い、体を労わりながら癌に働きかけます。
 
   ① 漢方の働きで体の機能を高める
       ↓
   ② 抵抗力・免疫力強化
       ↓
   ③ 高まった抵抗力・免疫力で癌に対抗、弱った体を立て直す

 これが漢方によるがん細胞に対する働き方と考えています。

 毎日生まれてくる癌細胞を取り締まる力(免疫力)が低下して、癌が増えて発症してしまった場合は癌細胞を増やさず出来るだけ減らせるようにすること、癌細胞が悪さを働かないようにすることが重要です。
 なぜなら、どの人の体の中にも癌細胞は存在しているのにもかかわらず「癌」を発症しない(悪さをさせない)ということは免疫力とバランスが取れており、癌細胞も自分の体の一部として上手に付き合っているためだと考えます。
 まずは、その癌細胞に対する免疫力を高めていきましょう。

 下図で説明しますと、
 通常、健康な場合は「癌細胞の力 < 免疫力」で癌細胞は免疫力でコントロールされています。ですから発症せずに済んでいるのですが、ガンが発症する段階になるとその力関係が微妙にずれてきて癌細胞の力が増してきます。
 そこで猛毒である抗癌剤を投与されると・・・
  正常な細胞・免疫力:抗癌剤により破壊され力をそぎ落とされていきます。
  癌細胞:抗癌剤により破壊されるが、反発する力が沸いてくると、より強力な
      癌細胞に成長する可能性がある。


①抗癌剤の投与で癌細胞よりも先に免疫力が低下し、癌細胞の支配力が充実していく状況に


②漢方等で自己の免疫力を向上。その免疫力で癌細胞の活動を抑制することで縮小したりと、ガンと上手に付き合っていくことも可能になっていくと考えます。

 当店の治療はもちろん②になります。どちらが正しいという問題ではありません。あらゆる手段を用いてガンの悪化を防ぎたいというのが誰しもの思いだと思います。病院を受診し抗癌剤等が出された場合は体・免疫力を補うものとして②の治療は必要だと考えます。
 決して癌細胞は「0」にはなりません。この先、どう上手にお付き合いしていくかがポイントと考えています。

抗癌剤の働き・・・
 抗癌剤とは、がん細胞に直接作用してガンを小さくしていくイメージがあります。おそらく説明しやすいようにこのようなイメージが定着してしまったのでしょうが、正確には細胞の分裂が激しいところに働き、その分裂を軽減・阻止するように働きます。がん細胞だけでなく正常な細胞にもはたらきますので、例えば毛根などもダメージを受けてしまい髪の毛が抜けるという結果になります。エネルギーを多く産出するところをブロックしますので、体の元気も当然下がりやすくなり、病に侵されやすい体へと変わっていきやすくなると考えます。

当店の漢方相談を受けて・・・
 当店の漢方相談も必ず良くなると言うような万能なものではありません。
 ですが結果はどうであれ、多くの患者さんやご家族の方々から「良くなって良かった」と言う他に「もっと早く相談させて頂ければ良かった」「苦痛が和らいだ」「安らかな顔で」「充実した生活が送れた」といった『生活の質(QOL)の向上』につながるようなお言葉を頂き、漢方が貢献できたと思います。
 病気(癌)を治すことだけでなく、どれだけ快適な生活が送れるかという点においても当店の漢方相談が貢献できるところだと思います。


<前のページへ | 次のページへ>