卵管閉塞とは、何らかの原因で卵管の疎通性が失われ、詰まってしまった状態の疾患名です。種々な原因で卵管の閉塞はおきますが、一般的には細菌(最近はクラミジア感染症が断然に多い)などによる炎症反応の結果としておきることがほとんどのようです。
漢方においては、卵管が閉塞している状態を『脾虚』と考えております。あと、ただの脾虚だけが存在するのではなく、卵管が閉塞(狭窄)を起こした背景には上記のような細菌などの炎症が起こったためと考えており、その炎症を解消する必要もあると思われます。当店ではこの2本立てで卵管閉塞にアプローチしております。
基本は体の内側から「脾虚」の状況を改善し、狭窄や閉塞が起こっている卵管部分を緩め、通りがよくなるように促していきます。ただ、病状が「虚」のため時間はかかりやすいことが多いように思います。今まで、漢方だけで開通した方ももちろんおられますが、早く開通させるためには卵管が緩みやすい体を作るとともに、卵管へ外部の力を加えてあげるとより早い成果が出やすいようです。外部の力とは、通気検査であったり、通水検査になります。
通水検査などで開通しても、根本を解決していないと再度詰まってしまいますので、次の妊娠も考えている方でしたら根本原因を解決することをお勧めしています。
卵管の問題でお悩みの方がおられましたら、ぜひご相談下さい。。