めまいは漢方の得意分野

めまい、メニエール病ご相談下さい。

メニエール氏病について

耳鳴り、難聴などを伴った発作性のめまい(眩暈)を主症状とする疾患です。本疾患の本態に関しては諸説がありますが、後迷路の内リンパ水腫との考えが一般的です。
発症年齢は、30~40歳に多いが小児にもみられ、男性にやや多い傾向です。

耳鳴りと難聴を伴った「めまい発作」が典型的症状は、反復するのが特徴です。発作の間隔は、短いのは数時間から数日、長いのは数年というように不定です。めまいが激しいときは自律神経症状をともなうが、発作の程度により以下に記す各症状の種々な程度の組み合わせとなります。

1) 自律神経症状 : 嘔気、嘔吐、顔面蒼白、冷汗、頭重感など。
2) 蝸牛症状 : 耳鳴は低音から高音までいろいろで発作時に強くなることが多いです。
 難聴は感音難聴で特有の低音域障害型(それ以外もある)がみられ、補充現象陽性である。
 語音明瞭度(聞こえ方)も悪く、耳への不快な響や耳管の閉塞感などを訴えることが多い。
 蝸牛症状は内リンパ水腫によるとされています。
3) 前庭症状 : 発作時で激しいときは回転性めまいで、患耳を上にして寝ることが多く、
 軽いときは浮動感を訴えます。

原因について

多くの説があり一定していませんが、主なものは以下の4つです。
1) 自律神経失調説:内耳の循環異常、特に血管条の血管異常から内リンパの生成異常
  (一般に過剰生成と考えられている)をきたしてめまい発作などの原因となる。
2) 代謝障害説:塩分、水分などの代謝障害から内リンパの生成異常(過剰)。
3) ストレス説:種々なストレスが原因で自律神経や代謝系などに異常をきたし、次いで
  内リンパの生成異常がという。より根本的な説。
4) その他の説:アレルギー、鼓索神経・鼓室神経叢の異常、栄養障害、内分泌障害、
  解剖学的異常、ウイルスなどの説。

 内耳のもっとも特徴的な病理学的変化は、迷路の内リンパ水腫です。蝸牛回転の断面では、内リンパ水腫により蝸牛管が拡大して前庭膜が前庭階側へ膨隆ないし押しやられたごとく転位しているのが見られます。また、球形嚢の膨大や、ラセン器における毛細胞の異常ないし変性などがみられます。これらは、なんらかの原因による内リンパの過剰生成か吸収障害が示唆されます。

メニエール氏病の漢方相談について

 当店の相談としては、「めまい」「耳鳴り」「難聴」の対策を組み合わせて取組んでおります。人によってメニエール病でも症状の出方は様々ですので、その不快な症状にあわせて「めまい」「耳鳴り」「難聴」の中からどれをまず優先させるべきかを検討し漢方のプランを作成します。
 詳しくは、「めまい」「耳鳴り」「難聴」の各ページをご参照下さい。